umentuのブログ

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プログラミングの基本に惑わされてはいけない

単なる言葉遊びになってしまいそうだけど、思うこと。

まずは基本から?

小学校の算数のドリルを思い出してみる。
(ドリルってことば、懐かしい)

で「まずはきほんから!」で15問くらい簡単な書いてあって、最後の5問くらい「おうようしてみよう!」と難しい問題が書いてある。

算数の苦手な子なら基本問題すらよくわからなくて、応用問題はノートに問題番号だけ書いてフリーズしているかもしれない。 算数の得意な子なら、基本問題はだるくて答えを書き写すようにスラスラ解いて、応用も考えながら解いていくとするだろう。

ではプログラミングの場合。 基本とはなんだろう。どこからが応用だろう。

基本って?

プログラミングの基本ってなんだろう。入門本に書かれていることだろうか?

それは一概には言えない。なぜかというと前にも書いてある通り、入門本によって内容が異なるからだ。(算数のドリルも出版社によってレベルが違うだろう)
いや、内容というよりも 著者が違うから といった方がいいかもしれない。

抑えておくべき基本 というのは 著者の考え方による からだ。

「プログラミングの基本」を書きたい著者であれば、「ifやforなどの構文を抑えておけばどの言語でも通じるから基本」と考えるかもしれないし、「紹介している言語の基本」を書きたい著者であれば「この言語のこの書き方は基本」と考えるかもしれない。

要するに 人や前提 によって基本は変わってしまうのだ。

応用って?

基本が 人や前提 によって変わるのだから、どこからが応用かも 人や前提 によって変わってしまう。言語特有の特別な記法が応用となるかもしれないし、いくつかのプログラムを合わせて一つのプログラムを作ることも応用になりうる。

ifもforも後回しでいい で書いたように、初心者にとってはifやforを使うことも応用になるかもしれない。

世の中の基本に惑わされないように

人によって基本や応用が変わってしまう。
本当にレベルの高い人達の中に突然入っていってもなかなか会話を理解することはできないだろう。
でも、基本のレベルを無理に引き上げようとしてしまう力が存在する。(主にネット上の匿名の人たち)

いくつかの入門本や入門サイトを読んで同じことが書かれていることがある種の入門に近いかもしれないが、
それらをすべて覚えていなかったからといってプログラムが作れないというものでもない。

自分の知っていることを「基本」としてみる。
「あれ、今までの知識だとこれができない」とか「こんなことをやってみたい」と思ったことを「応用」としてみる。
そんな考え方をしてみてもいいのではないだろうか。

これを読んで、少し気楽にプログラミングができるようになったらとても嬉しい。